中央コンサルタンツ株式会社

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02/道路
設計1部
今本 将央Imamoto Masao
2008年入社
工学部 都市環境デザイン工学科卒

山口県周南市出身。かつては賑やかだった地元の商店街に、再び活気を取り戻せる技術者になりたいと夢見て建設コンサルタントを志望。「打つ手無限」や「出る杭は伸ばす」などの当社独自の風土に惹かれ、中央コンサルタンツに入社する。現在、設計1部に配属となり、首都圏各地の道路設計や公園設計を担当する。

『新宿歌舞伎町のシネシティ広場に歩行者専用道路をつくってほしい』。道路部門の今本にその話が舞い込んだのは入社7年目のことだった。当初は一般的な道路改良の仕事だと思っていた今本だが、現地状況を視察し、それだけでは終わらない予感がしていたという。「計画地は駅前と繁華街をつなぐ中間にあり、映画館などの商業ビルが囲む賑やかな場所でした。道路の幅は27mもあり、使用されている現道を『歩行者専用道路としてイベントにも活用できる多目的空間にしたい』というのですから、新宿区だけでなく、地域住民を代表する自治会にもコンタクトを取る必要があると感じました」。

実際、自治会からの意見は様々なものがあった。例えばイベントであれば、その場所でフードフェスティバルや音楽祭を開催したいという声や、道路空間と広場空間との間の段差を解消したいというハード面の問題など、日常の道路利用と非日常のイベント利用を両立する計画とするため、一つひとつの要望を設計に落とし込んでいった。そして、最も頭を悩ませたのが『歌舞伎町にふさわしい舗装デザインにしてほしい』というものだった。「これを検討する上では大きく3つのデザインコンセプトを決め、それぞれに具体的な舗装アイデアをチームメンバーと考えていきました。ある案では歌舞伎町全体の再生をイメージさせる円をモチーフとしたデザインにしたり、また別の案では、歌舞伎町らしい黒色と金色を使った煌びやかなデザインにするなど、海外の舗装事例も参考にしながら後輩たちと議論していくのは実は結構楽しい時間でした」。

しかし、歌舞伎町の活性化を背負うプロジェクトだからこそ、それぞれの案に自治会からの賛否が出た。その上、予算や材料の都合で実現できない要望もあり、最終案に辿り着くまでに2ヶ月の時間を要したという。提出した設計案は10案以上に及び、最終的には歌舞伎町の伝統的なかたち、色彩、素材、歌舞伎町のネオン灯りをコンセプトとし、「居心地のいい官能的で華やかなアジア空間」として、街区を俯瞰したデザインで工事が決定。その後、このシネシティ広場は歩行者専用道路として多くの人が行き交うばかりでなく、様々なイベントが開催される歌舞伎町の新たなシンボルとして親しまれるまでになった。

また一つ、街に賑わいを生み出せたことに大きな手応えを感じたと今本は振り返る。「もともと私が建設コンサルタントを志望したのは、いつか故郷の地域活性化に貢献できる技術者になりたいという夢があったからでした。地域によって抱える問題は様々なものがあり、今回の歌舞伎町のように、住民の方々に愛される社会資本を一つでも多く残せたら幸せですね」。今本の夢はこの先も続いていく。


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