中央コンサルタンツ株式会社

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05/上下水道
設計2部
戸来 友哉Herai Tomoya
2012年入社
理工学研究科 土木工学専攻了

大学時代は土木に関わる様々な就職先を検討した戸来。その中でも中央コンサルタンツは、若手でも早いうちから活躍できる会社だと聞いて入社を決意する。入社してみると実際その通りで、浸水シミュレーションを中心に統計調査や図面作成など1年目から様々な業務経験を積んできた。

雨水や生活排水が流れる下水道は、まるで葉脈のように地下深くにびっしりと張り巡らされている。例えば東京都区部だけでも約16,000kmもの下水管が埋まり、これは地球周囲の40%の長さにあたる。特に国内で最も古い管を使用している都内では、老朽化はもとより、当時は想像もしなかった雨水量の増加が、住宅地に浸水被害を引き起こすという喫緊の課題を抱えていた。これらの浸水対策に向けて、都内各地の下水道の再構築業務に携わっているのが戸来だ。

「思い出深いのは、入社3年目に担当した北区の下水道設計。石神井川に向けて約1kmの下水管を新設するプロジェクトでした。当初は上司の指示のもと、埋設物の調査業務に取り組んでいました」。普段目にすることはないが、都市部の地下には電気、ガス、水道、電話線、果ては地下鉄や高速道路など、多種多様な埋設物が深さを問わずに埋められている。これらを管轄する各企業の図面情報を照合し、地下世界のロードマップを明らかにしていくことが戸来の仕事であった。その後、思わぬ指名に戸来は驚いたという。「上司から『どうだ戸来、そろそろ主担当をやってみるか』と打診されたんです。若手に任せるのが早い会社とは聞いていましたが、伊達じゃないなと思いました」。

主担当として、自治体との慣れない打合せにも苦戦しながら、プロジェクトは下水管の詳細設計へと進んでいった。特に問題となったのは、住宅地に挟まれた細い区道の中へ、直径2. 2m、長さ1kmもの下水管を通すわずかなルートを探ることだった。「そもそも下水は高い所から低い所にしか流れないため、徐々に下がるように設計します。その上で、道路がカーブしていれば緩やかに湾曲させる必要があり、ルート上に埋設物があればそれを回避しなければいけません。変幻自在の水道管やガス管と違って、下水管は曲げられる角度に制限があります。あるルートで埋設物が避けきれないようであれば、もう一度やり直し。まさに針の穴を通すような設計を何度も何度もトライする必要があるんです」。

これは絶対に通せないと絶望する時もあるが、発想の転換によって解決法がひらめくと、絡み合ったパズルが解けるような快感があるのだと戸来は笑う。そんな戸来にとって、この仕事の醍醐味とは。「生活の利便性を高める構造物の中でも、下水道の整備は被害に直結するものです。目に見えない世界を扱いながら、目に見える浸水被害から人を助けられる。それが下水の醍醐味です」。


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