中央コンサルタンツ株式会社

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国土を守り、物流を支える
-海の仕事のやりがい-

本店流域整備部課長 浅野雄史(45歳)
技術士:建設部門(港湾及び空港)

日本という島国の水際を守る

 我が国は、海に囲まれた島国であり、輸出入貨物の 99.7%を海上輸送に依存しています。港湾は、日常品、農水産品、金属機械工業品、鉱産品等のあらゆるものの輸送の拠点であり、その後背地には低平地が広がり、多くの国民と資産が集積しています。また、漁港においても、古くからその後背地には漁村が発達してきました。
 私はそのような港湾や漁港の岸壁等の耐震設計や、人命や資産を津波や台風から守る海岸保全施設の設計を行っています。

3.11東日本大震災の衝撃

 平成23年4月、最初に石巻、女川に降り立ち、自然の圧倒的な破壊力に震えるほどの恐怖を覚えました。また、災害の多い我が国において、防災施設の整備の重要性を痛感しました。
 私は、宮城県の漁港の災害復旧設計という形で復興に携わりました。震災直後は、特に離島の漁港など、地域住民が孤立してしまうため、生活物資や水の輸送など早急な漁港の復旧が求められます。この業務では、多くの人たちの協力をいただき、札幌支店から福岡支店まで全国からメンバーが集まり、港湾・漁港の復旧という一つの目標に向けてチーム一丸となり、全力で取り組みました。

海の仕事の魅力

 東日本大震災の教訓から、現在では、防災・減災のため、港湾・漁港区域での海岸保全施設の整備、また、発災後の物流を支える耐震強化岸壁の整備が急速に進められています。私の部署では、他の支店と協力しながら全店で港湾・漁港業務への取組みを強化しています。
写真は、私達が設計した静岡県の焼津漁港における耐震強化岸壁を整備した事例です。日ごろは、多くのマグロやカツオが水揚げされる岸壁です。
 皆さんとともに、生活に直結するサプライチェーンの要である港湾・漁港の仕事に携わることができることを楽しみにしています。