中央コンサルタンツ株式会社

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過去を継承し未来へ
-水の未来をデザインする-

本店水環境部課長 小滝英達(49歳)
技術士:上下水道部門(上水道及び工業用水道)

多種多様な「水」分野

 私はこれまで「水」に関する設計に携わってきました。「水」と言っても様々で、人が生活していく上で必要不可欠な上水道、ゲリラ豪雨などによる水害から人や財産を守るための河川・下水道など多種多様です。この「水」分野に関して幅広く業務を行っています。

歴史ある水道施設の更新設計

 名古屋市で最初(大正3年)に築造され、築100年を迎えた緩速ろ過方式の鍋屋上野浄水場の更新設計です。緩速ろ過方式とは、微生物の働きによる自然の浄化作用を利用した浄水方式で、全国の浄水量の3%程度しか無い方式です。本浄水場は、緩速ろ過方式としては全国で2番目の大きさであり、この歴史ある浄水技術を次の100年へ継承するための更新でした。技術者として未経験でもあり、試行錯誤の連続でしたが、チームの皆で乗り越えられたことは良い経験であり、良い思い出です。歴史ある水道施設の設計に携われたことで技術者としての成長を実感できた仕事でした。また、本浄水場は私の家の近所にあり、ここの水道水を使用している自分としては、技術者冥利に尽きる思いです。

未来の国土を創っていく使命

 私たち建設コンサルタントの仕事は、過去から継承し、未来を見据え、未来に残す仕事だと考えています。そのためには、施設の目的・機能を十分に理解し、その設計から建設に至る流れをコンサルティングする必要があります。人々の安全な生活確保に対する責任を持って、未来の国土を創っていく使命があると思います。これからの未来を託された自覚を持ち、技術者として、また一人の人間として共に成長していきましょう。

鍋屋上野浄水場(緩速ろ過池)全景