交通
交通
道路は、人々の暮らしや経済活動を支える重要な社会基盤の一つです。
近年では、持続可能で賑わいのある地域・まちを創出するため、平時・災害時を問わず、
人・モノ・情報を安全かつ円滑に移動させる道路整備を行うほか、
人々が滞在し交流する賑わいの場として、道路空間を柔軟に利活用することが求められています。
道路の新たな価値を創造し、デジタル化やデータ活用の急速な進展などにも対応しながら
時代の潮流に適応したスマートな社会を実現するための道路整備に貢献していきます。
●実績|上段/件名:所在地|下段/発注者
【R4 大阪市建設局】
御堂筋道路空間再編設計業務
大阪市では、御堂筋を車中心から人中心のストリートへと空間再編をめざす御
堂筋将来ビジョンが策定され、その実現に向けた取り組みのファーストステップと
して、側道を歩行者空間に転換していく方針を掲げ、整備が進められています。
本業務では、長堀通から道頓堀川までの区間における側道歩行者空間化の設計を実施しました。
この区間は、沿道に数多くのハイブランド店舗が立ち並び、歩行者や自転車
に加え、ショッピングや荷物搬入出の自動車が多い区間です。また、沿道状況か
らも高質な道路空間が求められることより、以下の点が課題となりました。
●側道の停車機能(沿道アクセス)を本線で確保
●イチョウの生育環境への配慮と、まちなみ景観と調和した舗装材の選定
●道路空間再編に対する関係者との合意形成
これらの課題を解決するため、本線に切欠き部を設け、停車帯という位置づけ
での荷捌き、バス・タクシーの利用、店舗利用客の停車を可能にしました。舗装
材は、高質な空間を演出するため、通行ゾーンに自然石を採用し、色彩や表面
処理、張り方を学識経験者と調整しながら決定しました。また、透水性舗装によ
り環境面でも配慮をしました。事業に対する関係者との合意形成は、一時的な
側道閉鎖による交通社会実験と、御堂筋チャレンジと称した利活用等の検証
により課題を可視化し、関係者と協議や意見交換をしながら設計を進めました。
名古屋市上下水道局
>> 西区那古野一丁目地内下水道築造工事に伴う舗装復旧工事設計業務
国土交通省九州地方整備局福岡国道事務所
>> 福岡国道管内無電柱化詳細修正設計外業務
東京都建設局
>> 靖国通り道路景観整備詳細設計